概要

ビッグデータの管理、分析、統合は、ヘルスケア分野の研究や医療・バイオ情報の分野でますます注目を集めています。 J-ASPECT Studyは、包括支払いシステムのためのDPCデータを活用して、脳卒中治療の実状について日本で初めて全国的に調査しました。
J-ASPECT Studyでは、包括的脳卒中治療センター（CSC）の機能と脳卒中介入の症例規模との間に有意な関連があること、および、CSC機能が院内死亡率の低下と関連していることを明らかにしました。私たちの研究は、ビッグデータを使用して、日本の「リアルワールド」の脳神経外科診療と脳卒中治療から新たなエビデンスと洞察を見出すことを目的としています。この研究の最終的な目的は、急性期脳卒中医療におけるエビデンスと実践のギャップを埋める効果的な方法を開発することです。私たちはこの研究で、急性期脳卒中治療の研究のための強力なツールとしての脳卒中登録の新しい方法の開発について、その状況と将来の展望について説明しています。